J-throne 29が示す新たな価値 ーJ-throne 29 Digital Print Revolution Fair 2026 イベントレポート

日時:2026年05月29日(金)

2026年5月29日、株式会社小森コーポレーションは、つくばプラント内KGC(小森グラフィックテクノロジーセンター)にて「J-throne 29 Digital Print Revolution Fair 2026」を開催しました。
本イベントでは、UVインクジェット枚葉デジタル印刷機「J-throne 29」を中心に、変化する印刷業界に向けた新たな生産モデルを提示しました。当日は70名を超える来場者を迎え、実機デモンストレーションを通じて、具体的な運用イメージと実用性を紹介しました。

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変化する印刷現場と求められる対応力

印刷業界では、市場縮小や事業所数の減少、人材不足、資材コスト上昇といった構造的な課題に加え、多品種・小ロット化や短納期対応、環境対応への要求が同時に進行しています。こうした環境においては、従来の生産体制だけでは対応が難しいケースも増えており、「いかに効率と柔軟性を両立するか」が重要なテーマとなっています。
本イベントでは、その解決手段として、デジタル印刷機の活用に焦点を当てた新たな生産モデルを提示しました。

見どころ①:小ロット時代に求められる高効率印刷

まず示したのは、高効率の多ジョブ連続印刷です。
デモンストレーションでは、ポスター、冊子本文、チラシといった異なる3種のジョブを連続で印刷しました。紙種や印刷条件が異なるにもかかわらずスムーズにジョブを切り替え、3ジョブを4分18秒で完了。段取り替えの簡素化により、小ロット生産でも高い稼働効率を実現できることを示しました。
来場者からは、ジョブ切り替えの速さや、刷了までの流れを実機で確認できたことで、小ロット生産における運用イメージがより具体的になったという声が聞かれました。

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見どころ:多様な原反に広がるアプリケーション

続いて注目されたのは対応原反の幅広さです。
YUPOをはじめとする非吸収原反への印刷を通じて、プリコートなしでも多様な原反に対応できることを実証しました。これにより、デジタル印刷の用途拡大に加え、損紙削減による材料コストの低減も見込まれます。さらに、和紙、蒸着紙、PET素材、不織布などさまざまな印刷サンプルを展示し、新たなビジネス領域への活用可能性を示しました。特殊原反対応についての質問も多く、関心の高さがうかがえました。

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見どころ③:安定品質が支える付加価値生産

安定性と表面加工の面でも、実用機としての性能を確認いただきました。
トレーディングカードの多面付印刷では、面内の色調ムラを抑えた安定した再現性を実演しました。印刷したサンプルの色差をその場で測定し、ΔE<1の範囲であることを確認。さらに、連続印刷時の色調安定性の検証データも提示し、中〜大ロットへの対応力を示しました。また、パッケージ印刷においては、J-throne 29での厚紙印刷に加え、ニス、ホットスタンプ、ラミネーションなどの多種多様な後加工サンプルを紹介し、付加価値を与える加工適性をご覧いただきました。

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生産全体を最適化するシステム連携

単体の印刷機にとどまらず、生産全体を最適化する仕組みとして紹介したのが、製造実行システム「KP-Connect Pro」との連携です。複数ジョブの進行状況を可視化しながら管理することで、全体工程の把握と運用最適化を実現します。印刷工程を「個別最適」から「全体最適」へと進化させるアプローチを提示しました。

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また、実機デモンストレーションに加え、補助金セミナーを実施しました。現在公募中の省エネ・非化石転換補助金(設備単位型)は、J-throne 29も対象設備に含まれており、導入コストの負担軽減にも寄与します。KOMORIでは補助金申請に関する情報提供や支援も行っています。

進化を続けるデジタル印刷

本イベントは、複合課題が進行する印刷現場において、デジタル印刷を実用機としてどのように活用できるかを具体的に示す場となりました。
小ロット集約生産、省力化、多様な原反対応、さらには後加工適性の向上により、デジタル印刷の適用領域は着実に拡大しています。J-throne 29は、生産性・柔軟性・品質を高い次元で両立することで、従来課題の解決と新たな付加価値創出を支えます。
KOMORIは今後も、現場視点に基づくソリューション提案を通じて、お客様の生産最適化と競争力向上に貢献していきます。

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J-throne 29について詳しくはこちら:
https://www.komori.com/ja/jp/product/press/digital/j-throne_29.html


【お問い合わせ先】
株式会社小森コーポレーション
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