パッケージ印刷方式の種類とKOMORIの展望(前半)

日時:2026年05月28日(木)

統合報告書2025の内容をもとに、KOMORIの技術と印刷の価値をご紹介します。
今回はパッケージ印刷方式の種類とKOMORIの展望(前半)です。

・パッケージは記憶と感情に訴える価値を持つ
・印刷技術は日常のあらゆるパッケージを支えている
・多様な印刷方式が用途に応じて使い分けられている
・KOMORIは複数の印刷方式と技術を融合し、価値を提供している
・パッケージは歴史的に進化してきた

「捨てられないパッケージ、ありますか?」

心に残るパッケージには、物語があります。
贈り物の記憶、特別な瞬間を彩ったデザインーそれらは人の感情に寄り添い、記憶に刻まれます。
そんな思い出を形にするのが、印刷の力です。
見えないところでその感動を支えているのがKOMORI。
高品質な印刷技術で、パッケージに命を吹き込む。

印刷は文化ーそれは人々の記憶と感情を繋ぐ架け橋です。

私たちの周りを見渡すと、いたるところに印刷されたパッケージ関連製品が見つかります。
食品や飲料のパック、医療用品の箱、様々なシールやラベル、さらには宅配便などに多用される段ボール箱まで
─ パッケージのみならず、気づかぬところでKOMORIの印刷技術は活躍しています。

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印刷方式の展望とKOMORIの技術

印刷物全体の半分以上を占め、コスパと印刷品質を両立させ、大多数の印刷製品に対応可能な平版オフセット印刷。
紙幣などの偽造防止に欠かせない凹版印刷、その仲間で切手や高品位ラベル、軟包装パッケージなどの高精細かつ色再現に優れたグラビア印刷。
番号印刷に使われる凸版印刷、その仲間で段ボールや衛生用品などの特殊素材に採用され、環境にやさしいフレキソ印刷。
衣料品だけではなく、スマホなどの配線基板に用いられるスクリーン印刷。
少量多品種に強く、損紙をほとんど出さないデジタル印刷。

これら多彩な印刷方式すべてに対応する印刷機械を、KOMORIは世界へと供給してきました。そして最新の製品群では、それらの技術をハイブリッドに融合し、最近買収した企業のフレキソ関連技術も取り込みながら、持続可能で高品質なパッケージ印刷の未来を切り拓いています。

KOMORIの印刷技術は、私たちの生活を支え、社会に安心と価値を届け続けています。

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パッケージの歴史

包装紙やパッケージの歴史は、古代から現代にかけての人類の文化や技術の進化を反映しています。
古代においては身近な植物や動物の皮などの自然素材に物をくるみ、その後に陶器や金属、木材の容器に収納しました。中世には中国で紙が発明され、地図や文字を記録する媒体としてだけではなく、銅鏡や書物などの価値のあるものを守るための包装紙として使われるようになったとされています。
紙はその後、中国から日本や欧州へと技術が伝承され、商業活動の中で記録紙や印刷物、包装材料としての重要性が増していきます。
装飾品や什器、高価な書物などは木材や金属などの箱に入れて保管されましたが、そのうちに紙を加工した紙器、紙箱も使われるようになっていきます。織物などで装飾されたものなども作られました。
近代の産業革命により、紙も大量生産が可能となり、また厚紙や段ボールなどのバリエーションも増えていきます。これらと印刷技術の進歩で、ブランド名やデザインが印刷され、付加価値のある加飾が可能になってくるのです。

そして現代では、使える資材の範囲が拡大するとともに、印刷品質が向上し、安全衛生が守られる食品や薬品用の軟包装材、冷凍から加熱までのバリエーションを持つ紙や樹脂系のパッケージ、機能性を備えたフルカラーの段ボールケースなどが大量に存在しています。加えて、環境意識が高まり、サステナブルな素材やデジタル印刷による少量カスタマイズなどが使えるようになりました。現在の日本の印刷市場では、その半分以上がシール・ラベルや軟包装、紙器、段ボールなどのパッケージ分野で占められています。