株式会社 岡文館印刷所様 Impremia IS29s 特別内覧会

日時:2025年06月18日(水)~19日(木)

2025年6月18日(水)・19日(木)の2日間、岡山県岡山市中区にある株式会社 岡文館印刷所様にて、「Impremia IS29s 特別内覧会」が開催されました。
全4回に分けて実施された本内覧会には、計26社53名の皆様にご来場いただき、盛況のうちに終了いたしました。

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岡文館印刷所様は、パッケージ印刷、販売促進POP、商業印刷など幅広い分野で事業を展開されており、2025年1月にはImpremia IS29sを導入。デジタル印刷の特性を活かし、これまでの印刷体制では対応が難しかった案件にも柔軟に対応できる新たなビジネスモデルを構築されています。

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内覧会では、まず岡文館印刷所様より会社概要とImpremia IS29s導入の背景についてご説明いただきました。岡部社長からは、従来の菊全油性4色機による印刷体制における課題や、導入によって得られた具体的な効果について、率直なお話をいただきました。以前は、対応できる仕事の幅に限りがあり、機械の老朽化も進んでいたことに加え、小ロットのポスターやチラシなどは外部に委託するケースが多く、外注費がかさむ状況だったといいます。そうした課題を受けて導入されたImpremia IS29sは、外注費やヤレ紙の削減、作業効率の向上、版代の削減、さらには特色から4色への変換によるコスト最適化など、さまざまな面で大きな改善をもたらしているとのことでした。

今後は、これまで実現が難しかったデザインや表現にも積極的に挑戦し、「できない」を「できる」に変える提案力をさらに強化していくとともに、特色印刷の4色変換による効率化を進め、加えて小ロット印刷から箱制作までの工程を半自動化することで、短納期対応を可能にするなど、より柔軟で多様なニーズに応える生産体制の構築を目指していく展望が語られました。

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KOMORIからは、Impremia IS29sの特長をご紹介したほか、実演を実施しました。
Impremia IS29sは、高品質と生産性を兼ね備え、メイン生産機としても活用できる29インチ枚葉UVインクジェットデジタルプリンティングシステムです。オフセットに迫る1,200×1,200dpiの高解像度出力に加え、高い表裏見当精度により両面ワンパス印刷にも対応しています。
また、専用紙やプリコートを必要とせず、オフセット用紙へ直接印刷できる点も特長です。UVインクジェットとLED-UV乾燥装置の組み合わせにより、印刷後すぐに後加工へ移行できる速乾性を実現。さらに、広色域の特性により、多くの特色の再現にも対応します。

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実演では、特殊原反を使用した選挙ポスター、両面印刷の食品ポスター、厚紙による食品パッケージなど、実際の用途を想定した印刷を行いました。いずれも、Impremia IS29sの速乾性や厚紙対応、両面印刷機能といった特長を活かした内容で、参加者の皆様には印刷品質に加え、印刷ジョブの切り替えの速さや用紙搬送の安定性といった、実際の運用面での扱いやすさについてもじっくりとご覧いただきました。
自由見学の時間には、多彩なサンプルをご覧いただき、ショールームの見学や質疑応答も活発に行われ、デジタル印刷機への関心の高さがうかがえる有意義な時間となりました。

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今後もKOMORIは、皆様のご期待に応えるべく、最新の技術とソリューションを提供してまいります。ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。