2026.07

ブルガリア・Dunav Press 様

Dunav Pressが築いた162年の伝統とLITHRONE G40 advanceの最先端技術の融合

  • Nikolay Alexiev
    Managing Director, Dunav Press
    Nikolay Alexiev 氏

ブルガリア初の書籍印刷会社として創業したDunav Pressは、現在では欧州有数の医薬品向けパッケージメーカーへと成長。160年以上にわたり培ってきた印刷技術を礎に、時代の変化に合わせて事業を進化させ続けている。

印刷とともに歩んできた歴史

1864年に創業したブルガリア・ルセに本社を構える同国最古の印刷会社Dunav Pressは、同社にとって初のKOMORI機となるLITHRONE G40 advanceを導入した。長い歴史を持つ印刷会社にとって新たな設備投資の決断は大きな節目となる。この節目を記念して開催された内覧会には、ヨーロッパ各国から約180名の来場者が集まった。

信頼が導いたKOMORI機の導入

2010年から経営を担うマネージングディレクターのNikolay Alexiev氏は、Dunav Pressの医薬品パッケージへの事業転換を成功へ導いた。そして今回、同社初となるKOMORI機への投資を決断し、生産体制の新たな一歩を踏み出した。press with management_small.jpg
左から Deyan Grudev from Print Solutions Ltd, Managing Director of Dunav Press Nikolay Alexiev, CEO of Komori International Europe Thomas Heininger

導入の決め手となったのは、KOMORIへの信頼と費用対効果の両立である。信頼関係の構築に大きく貢献したのが、Komori International Europe CEOThomas Heiningerだ。同氏は従来の営業活動にとどまらず、Donav PressAlexiev氏と医薬品印刷の将来像について対話を重ねながら、透明性の高いパートナーシップを築いてきた。また、現地販売代理店であるPRINT Solutions GmbHとの緊密な連携も、最終的な導入の決め手となった。

Alexiev氏は次のように語る。
KOMORIを選んだ最大の理由は、信頼です。さらに、生産コストを含めた費用対効果も大きな魅力でした」

生産性とサステナビリティを両立

年間最大8億個の医薬品向けパッケージを生産し、ドイツ、イタリア、スイス、ルーマニアへ輸出するDunav Pressにとって、生産効率の向上は重要な経営課題である。KOMORI機の導入にあたり、立ち上げコストの低減、損紙の削減、導入後の長期的な運用を見据えた優れた費用対効果が高く評価された。

2026年4月にLITHRONE G40 advanceが本格稼働を開始して以来、損紙は大幅に削減されている。導入効果はすでに表れており、同社が掲げるサステナビリティの取り組みを力強く後押ししている。Dunav Pressでは、屋上に1,220枚の太陽光パネルと500kWの蓄電システムを導入し、年間使用電力の約40%を自社で賄うなど、環境負荷の低減にも積極的に取り組んでいる。

さらに、LITHRONE G40 advanceに搭載されたPQA-S(インライン品質検査装置)についてAlexiev氏は「現在の印刷機に搭載可能なインライン品質検査として最高水準」と評価する。厳格な品質管理が求められる医薬品パッケージにおいて、さらなる品質保証体制の強化につながっている。

内覧会でKOMORIの新台を披露

今回の設備導入と創業162周年を記念して、Dunav Pressは大規模な内覧会を開催し、ヨーロッパ各国から約180名の顧客やパートナー企業、業界関係者が集まった。

内覧会では、LITHRONE G40 advanceをはじめ、Bobst Novacut 106 E 3.0(打抜機)、Bobst Expertfold 80 A2(フォルダーグルアー)などの最新設備による一貫生産ラインのデモンストレーションを実施。LITHRONE G40 advanceでは、3,500枚および8,000枚の中〜大ロットジョブを披露した。PDF照合装置、PDC-SX(分光式色調管理装置)、PQA-S(インライン品質検査装置)という3つの品質・工程管理システムによる品質管理に加え、立ち上げ時間の短縮や段取り効率の向上など、advance機の高生産性を紹介した。

また、新たに稼働を開始した「Bavaria Hall」も公開した。同施設は医薬品向けアルミ箔印刷専用のクリーンルーム対応工場であり、今後はデジタル印刷事業にも注力し、事業領域の拡大を進める予定である。

社員とともに歩んだ162年の歴史

内覧会には日頃働く職場や世界水準の生産設備を見学できるよう、Donav Pressの家族も招待された。50年以上勤務する社員をはじめとする永年勤続者への表彰式も開催され、社員への感謝が改めて示された。
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内覧会の様子
イベントの締めくくりには、ブルガリア語によるミュージカル『ゾロ』が上演され、ブルガリア国外から訪れた来場者にとっても印象深い文化体験となった。
162年という長い歴史は、設備や技術だけでなく、それを支えてきた一人ひとりの社員の努力によって築かれてきた。今回の記念として開催された内覧会は、その歩みを改めて実感させるものとなった。

ブルガリア・Dunav Press

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