インドのコルカタにあるArihant Printers社は、デザイン、プリプレス、印刷、後加工から発送まで、インドのトップ企業をはじめとし、さまざまな顧客に幅広いサービスを提供している。Dilip Kumar Jain氏が1980年にスタートした事業が、息子であるSandeep Jain氏とSunny Jain氏の兄弟によって発展を遂げ、2006年にArihant Printers社が設立された。 同社では、パンフレットやポスター、冊子印刷などの商業印刷の他、特にダイアリー分野において大きなシェアを持ち、インド全土の販売代理店に納入している。近年は成長を続けるパッケージ分野にまで事業の幅を拡大し、設備の充実を図っている。
2010年にKOMORIの中古オフセット印刷機を導入し、KOMORIとの関係が始まった。2015年には初めての新台であるUV搭載6色機LITHRONE S29を採用。2018年には新工場を建設し、生産量の増加と事業拡大に対応してきた。そして、さらなる事業拡大に向けパッケージ分野に参入するため、2台目の新台となるUV&IRを搭載した7色機LITHRONE G40 advanceを導入し、2024年10月に本格稼働を開始した。
著しい成長を続けるパッケージ分野へ新鋭機の導入
LITHRONE G40 advanceの選定についてSunny Jain氏は「 パッケージ印刷に最適な印刷機を他社も含めて検討しましたが、KOMORIが私たちにとって最も信頼できるブランドでした。先進の技術もさることながら、KOMORIの印刷機は操作が非常に簡単で、オペレーターに優しいことが選定した一番の理由です」 と振り返る。さらに、現地法人であるKOMORI Indiaのサポート体制については「 事業開始当初からKOMORIと提携しており、特にサービスサポートに満足しています。 LITHRONE G40 advanceの設置の際は電力問題のため搬入工程に遅れが生じましたが、設置は非常に順調で、KOMORIの搬入者は期限を守るために懸命に努力してくれました。設置後は順調に稼働しています。日々改善を続けているKOMORIのサービスチームは知識が豊富で、全面的なサポートを行ってくれています。品質、価格で顧客を満足させるためには、高品質でブランド力のある印刷機が必要です」 と話す。また、「KOMORIのサポートのおかげで、これまでも機械が長期間停止することなく生産を継続できています。将来的にもKOMORI 機の導入を検討していきます」と続けた。
顧客ニーズに合わせた設備の拡充
Sunny Jain氏は今後の計画について「 新台導入後、生産量はほぼ倍増し、顧客は品質と納期に非常に満足しています。継続して高い成果を上げるために、現在、後加工機の設置を進めています。設置が完了すれば、新工場における生産量は現状からさらに倍増できると見込んでいます。今後も市場を見据えた事業拡大のために、常に先端設備による生産を目指したいと考えています」 と意欲を語った。
LITHRONE G40 advanceについて「パッケージ分野に効果的な進出を行うために、さまざまなサンプルを開発しており、KOMORI 機の機能を最大限に使って大きな成果を上げることを計画しています。LITHRONE G40 advanceは、東インド地域で初めて導入された7色機です。この印刷機は品質と量の両方で優れており、顧客は満足しています。最高の品質提供を続けるためにも、今後もKOMORIのサポートを十分に活用し、成長していきたいと考えています」 と述べた。