2019.02

株式会社ダイサン 様

H-UV機とK-サプライインキの採用で受注できるジョブ数が大幅に増加。

  • 齋藤 慎一
    代表取締役社長
    齋藤 慎一 氏
  • 伊藤 也寸志
    製造部部長兼工場長
    伊藤 也寸志 氏
  • 増田 竜二
    印刷課平台機長
    増田 竜二 氏

H-UV機の活用をさらに進めお客様の要望に応える

企画・デザインから製版、印刷、後加工まで総合印刷会社としてサービスを提供してきた㈱ダイサン。経営理念の 「すべてはお客様のために」 の下、近年はデジタルコンテンツ事業にも力を注ぎ、顧客の販売促進をトータルでサポートしている。
印刷においては、顧客のニーズが 「短納期・高品質・低価格」 へとシフトしていく中、2012年にH-UV搭載リスロンS26(菊半裁4色オフセット枚葉印刷機)を導入。さらに2018年には、H-UV搭載リスロンG40(菊全判4色オフセット枚葉印刷機)を追加し、H-UVの比重を高めている。
齋藤社長は、追加導入の背景を「H-UVは創業時から貫いてきた 『お客様の都合に合わせる』 『お客様の欲しい日に合わせる』 という、当社の基本方針を実現するには最適な機械でした。2012年からH-UVに取り組んだところ、リスロンS26で菊半がH-UVへと順調に推移したので、次は菊全という自然な流れで、リスロンG40の導入を決めました」 と語る。
「当社は、リスロン40SP(菊全判4色両面オフセット枚葉印刷機)も所有しており、状況を見ながら仕事を割り振っています。特に納期が短いものなどは、リスロンG40で印刷することで、現在すべて内製化しています。また従来外注していたものについても、半分は内製化できていると思います」
リスロンG40では、現在、ページもの中心に刷っている。「導入前は、外注していたものもけっこうあり、粉のぼた落ちや小さなゴミなどで、お客様に迷惑をかけるなど、品質面の課題がありましたが、導入後は内製化できるようになり、その課題も解決しました」 と伊藤工場長は効果を挙げる。

アフターフォローを含めて採用インキを考える

KOMORIのK-サプライインキ「KG-911」 について、伊藤工場長は「リスロンS26導入時から使っていますが、KOMORIが機械に合わせて開発したインキということで、信頼しています。改良され続けているみたいで、インキ汚れも出にくく、水も絞れるようになってきて、実際に使いやすいです。基本的にH-UVは油性と比べると光沢が出にくいが、満足いく光沢が出るようになってきました。KOMORIのH-UV機とK-サプライインキの組み合わせで、最低でも1万4500回転くらいで回しており、今は1万5500回転を目標にしています」 とマッチングの良さを語る。ただ、そのためには 「オペレーターによるメンテナンスが欠かせない」 と付け加える。
「菊全で出やすいといわれるこすれや汚れは、当社では発生していません。汚れに関しては結局、ローラー・ニップ調整の仕方が甘いなど、オペレーターのミスに起因するものがほとんど。機械を安定稼働させるためには、正しい動かし方とメンテナンスが、当然不可欠です。機械メーカーであるKOMORIだからこそできる、機械と資材のトータルサポートが受けられるのも、K-サプライインキを利用する大きなメリットです。KOMORIのサービスが定期的に点検に来てくれるのですが、オペレーターを厳しく指導してくださいとお願いしています。オペレーターもKOMORIを信用しており、その結果、H-UV機が調子よく回っているのだと思います」

「KOMORIのK-サプライインキ(KG-911)も改良を続けていて、使いやすくなっている」と伊藤工場長。

H-UVの活用で顧客満足上昇と社員の負担減を両立

今後、H-UVをどのように活用していくのか。伊藤工場長は、作業の効率化による 「現場の負担減」 に期待する。
「当社は特急の仕事も受けるスタンスを続けています。納期をできる限り短縮するため、後工程のスタッフに負担をかけている部分もありました。H-UVは効率的に刷れるので、生産管理と現場が一緒になり、負担を減らす方向で動いています。例えば、現場の出勤の定時は9時ですが、データの入稿時間に合わせて、10時出社にするなど、版待ちの時間を極力なくしています。リスロンG40には印刷品質検査装置(PQA-S)が付いていて、それも現場の負担減に大きな効果をもたらしています」
以前は油性の菊全4色機、現在リスロンG40を担当する増田機長は 「全然違うのはすぐに乾く点。粉を使わないし、こすれもなく、回転数も速い。油性の頃は5から6ジョブくらいだったが、今は多い時で25ジョブやったりします。インキも変わり、生産性がすごく良いので、慣れるまでは色が合うのかとか、汚れも心配でしたが、スムーズに仕事を進めています」
齋藤社長は 「導入後、さらに短納期の仕事が増えました。ダイサンに出せば、今日の入稿で明日の朝納品できるから、という依頼もあります。当社としては、それにできる限り応えていきたい。H-UVにすることで、なるべく社員に負担をかけずに顧客のニーズに沿えるようになってきました。今後も、顧客満足の上昇と社員の負担減が両立できるよう、仕組みを整えていきたいと考えています。当社は、PODも断裁機もKOMORIの機械を採用しています。修理の履歴や購入後の対応を考えると、KOMORIは外せません。機械の能力も大事だが、10年以上使っていく機械なので、それ以上にサービスや技術指導が重要です」 と、先を見据え、最適な生産体制を構想している。

「H-UVはメンテナンスをしっかりと行うことが大切です。当社では特に水温やエッチ液の量、濃度を気に掛けています」と増田機長。

株式会社ダイサン

本社 : 栃木県さくら市押上755-1
TEL : 028-682-1311

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