2019.10

大黒印刷株式会社 様

アプリシアCTX115の1号機導入で
タッチポイントを減らし断裁にかかる時間を4割カット。

  • 横田 充男
    専務取締役
    横田 充男 氏
  • 北川 雄樹
    執行役員 統括 工場長
    北川 雄樹 氏
  • 清原 勝
    製造部 課長代理
    清原 勝 氏

アプリシアCTX115で断裁工程が1つ消える

2台のオフセット輪転機で月に平均3000万枚強、最大で4000万枚の印刷をこなしている大黒印刷㈱では、そのうちの1割程度がシート出しで、200〜300万枚ほどに断裁加工が入っている。断裁作業を省力化できれば、全体の効率化を進めることができる。
そこで、アプリシアCTX115(プログラム油圧クランプ大型断裁システム)1号機を導入した。
「導入の理由としては、裁落紙の処理が一番大きいです。切りくずを取って捨てるという作業に、非常に多くの時間が取られていました。アプリシアCTX115の導入で、裁落紙を自動的にベルトでかごまで運び、また静電気で刃に付いた紙もブローで自動的に吹き落とすことができるようになり、かなりの省力化が図れています」 と、横田専務は評価している。
現場を統括する北川工場長は、「断裁の時間を短縮したいと考えていました。断裁機の刃が下りるスピードを速くすればよいかというと、それではあまり効果が出ない。作業の中で、人が定位置から極力動かなくて済む形が最も時間が短縮される」 と導入を推進した。
「切りくずを捨てる作業は多面付けになればなるほど増えていきます。切る、切りくずを捨てる、刷本を回す、切る、切りくずを捨てるというサイクルのうち、『捨てる』 を省くと、切る、回す、切る、回す、切るというサイクルになります。
工程が1つ消えれば、より大幅な時間短縮が見込めます」 と北川工場長。実際に作業時間を見てみると、10分かかるところが6分ででき、平均で4割カットを実現しているという。

CIP4の対応で全工程の連携を強化

「当社は印刷と加工の部門を分けていません。現場のオペレーターはマルチで動いています。1人の負担を減らすことは、全体の負担を減らすことになります」 と語る北川工場長は、現在、CIP4の運用も進めており、間もなくアプリシアCTX115にも対応させる。
「プリプレスから印刷機に標準でデータが行く、そして断裁機にも同じ面付けデータを送れば、断裁作業時にディスプレーで確認できます。また、オペレーターの交代時に、断裁設定の引き継ぎの間違いが起こらなくなります。プリプレス、プレス、ポストプレスの連携を広げたいと考えています」。
製造部の清原課長代理も 「ディスプレーで、次にカットする場所が一目で分かるようになり、オペレーターが交代しても迷うことがないでしょう」 と期待する。
断裁工程が省力化できたことを踏まえ、横田専務は 「紙媒体が減ってきているという現状の中で、新しい断裁機を入れました。堅牢な仕様になっているので、費用対効果は期待できます。
今回の省力化で、人と時間のリソースに余力が生まれてくると思います。ゆくゆくは、もう1台半裁の印刷機を入れるか、それとも後加工にもう1台アプリシアCTX115を入れてラインを組むか、攻めの改革を進めていこうと考えています」 と次の展望を描いている。

「アプリシアCTX115には、バックゲージの丈夫さにも期待しています」と横田専務。また、導入効果を検証した結果、「1パレット1万枚積んであるものを断裁するのにかかる時間を計ったところ、以前は30分かかっていましたが、導入後は20分で完了しました」と清原課長代理。

大黒印刷株式会社

本社:京都府綴喜郡宇治田原町緑苑坂52-5
TEL: 0774-88-6655

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