2025.06

台湾・Hong Jia Color Art Printing 様

KOMORIの印刷機とともに、高効率かつグリーンな持続可能性の新たなステージへ

  • 王蒼鴻
    董事長
    王蒼鴻 氏

KOMORIの印刷機とともに、高効率かつグリーンな持続可能性の新たなステージへ

Hong Jia Color Art Printing Co., Ltd.が取り扱う製品はカラーボックス、紙袋、書籍印刷など多岐に渡る。プリプレスから印刷、後加工までを一貫して行うワンストップ生産体制により、品質の安定性と納期の確実な遵守を両立。加えて、厳格なセキュリティ体制により、顧客の機密文書の安全性も確保している。
2010年に設立され、創業当初の旧工場には他社製の印刷機を6台の保有していた。2022年に新工場へ移転した際、印刷機を一新し、KOMORIの印刷機を導入。現在までにKOMORIの印刷機を4台導入し、設備の全面的な更新を進めてきた。OPW_HongJia_01.jpg
董事長 王蒼鴻氏は、次のように述べる。「2022年に延床面積5,000坪の新工場へ移転した年にKOMORIのLITHRONE S40SP 8色機を2台導入し、翌年にはLITHRONE S40SP 2色機を1台、その後さらに、LITHRONE G40 advance 5色機を追加導入しました。KOMORIの印刷機は性能、保守サービス、操作性のいずれも優れており、導入を決めました。現在4台のKOMORI機が稼働していますが、今後もLITHRONE GX40RP advance EX Edition 8色機や、LITHRONE G40 advance EX Edition 6色機コーター付きの導入も計画しており、生産能力のさらなる向上を図る予定です」OPW_HongJIa_06.jpg

LITHRONE G40 advance 5色機を選定した理由と導入効果

市場における印刷品質と生産効率への要求が高まる中、同社は印刷品質と生産性の向上を目指し、KOMORIのLITHRONE G40 advance 5色機を導入した。この機械は、安定したカラーマネジメント、高生産性、環境に配慮した省エネ技術を提供している。

工場長 盛義群氏は次のように話す。 「LITHRONE G40 advanceは、PQA-S(インライン品質管理装置)の品質管理・フィードバックシステムと連携することで、他ブランドに劣らない高い性能と生産効率を実現しています。また、本刷りが始まってからの色合わせも効率化され、ヤレ紙が削減されました。データの見える化と製造プロセスの自動化により、印刷品質の安定と生産効率が大幅に向上しました」OPW_HongJIa_03.jpg
盛義群氏によると、「LITHRONE G40 advance 5色機の導入により、生産効率と品質が大きく向上しました。自動化と高速印刷により、大量注文にもより効率的に対応できるようになり、生産の安定性も向上しました。さらにPQA-Sの導入により印刷物の欠陥を即座に検出できるようになり、後工程の作業が簡素化され、生産ロスも最小限に抑えられています」

KP-Connectの導入効果

生産の見える化、スムーズな管理、高効率化を実現するため、同社ではKOMORIソリューションクラウドKP-Connectを導入した。
ITエンジニア 顏志龍氏は次のように述べる。 「導入当初は、オペレーターが慣れるまでに時間がかかりましたが、KOMORIの技術チームが丁寧にサポートしてくれたおかげで、機械の稼働状況を正確に把握できるようになりました。データを見える化することで問題点をより明確に把握でき、迅速な対応が可能になります」OPW_HongJIa_04.jpg

グリーンエネルギーとESGへの取り組み

同社は技術の向上だけでなく、環境配慮型印刷や省エネルギー、脱炭素化といった環境対応にも積極的に取り組んでいる。KOMORIの印刷機との連携により、環境配慮型印刷と効率的な生産を推進することで、同社は市場や顧客のニーズに応えるだけでなく、カーボンニュートラル印刷という目標に向けて着実に前進している。
この取り組みの一環として、2023年3月には屋上に太陽光発電システムを設置し、総発電容量は358.53kWpに達しました。年間発電量は約41.6万kWhにのぼり、月あたり約20万元(約95万円)の電力コスト削減を実現している。
さらに、環境負荷を低減するため、FSC認証紙の使用、低VOCインキ、アルコールフリーの湿し水技術など、さまざまな環境・省エネ対策を導入している。また、再生可能エネルギーを積極的に利用して二酸化炭素排出量の削減にも取り組んでおり、持続可能な生産体制の構築を進めている。

今後の展望

Hong JiaはKOMORIとの協業を通じて、印刷品質と生産効率を大幅に向上させ、積極的に国際市場への展開を進めている。今後も最新機器の導入や生産プロセスの最適化を図ると共に、ESG目標の達成をさらに推進し、グリーンでスマートかつ高効率な印刷の未来を切り拓く。OPW_HongJIa_05.jpg
「KOMORIの印刷機は、非常に大きな助けとなっています。特にメンテナンスコストの削減効果は非常に大きいです。KOMORIの印刷機は進化を続けています。今後もKOMORIと共に成長し、技術革新への投資を続け、台湾の印刷業界のリーディングブランドを目指してまいります」と王蒼鴻氏は締めくくった。

台湾・Hong Jia Color Art Printing

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