機械納入からイノベーションまで成功を導く
John Zenner(Komori America Corporation インストレーションプロジェクトマネージャー)
15 December 2025
Komori America Corporation(以下 Komori america)のインストレーションプロジェクトマネージャを務めるジョン・ゼナーに、現在の仕事、将来への展望、そしてお客様へ印刷技術を届けるということについて聞きました。 Komori americaはシカゴを拠点に、北米市場におけるKOMORI製品の販売・サポートを担う現地法人です。
スムーズな印刷機搬入を実現
インストレーションチームはKOMORIの印刷機をお客様の現場へ安全かつ最適な状態で搬入・設置する役割を担っています。搬入計画の策定、現場との調整、設置後の立ち上げ支援まで一貫して対応し、お客様が印刷技術を最大限に活用できる環境を整えます。高度な専門知識と現場対応力を生かし、確実でスムーズな搬入・設置を実現することがこの部門の使命です。
専門性と心を込めてプリントテクノロジーを届ける
プロジェクトマネージャーとしての私の役割は、お客様がKOMORIの印刷技術の価値を最大限に引き出せるよう支援することです。機械搬入前の打ち合わせでは必要な情報を全て共有し、お客様の希望のスケジュールに沿ってスムーズな設置ができるようにすすめています。私たちチームの積極的なアプローチにより、予期せぬ事態を最小限に抑え、成功への土台を築きます。
さらに、新しい資材やソフトウェア、業界のトレンドなど、最新の動向を常に把握し、お客様に競争力をもたらす最先端のソリューションを提供します。私の目標は、専門的なガイダンスとサポートのもと、シームレスな機械搬入を実現し、お客様が効率的かつ自信を持って印刷目標を達成できるようにすることです。
お客様との信頼関係が進歩を生み出む
お客様と協力し、未来のトレンドを取り入れながら新しい価値を生み出していくことは非常にやりがいがあります。高校卒業後にキャリアをスタートして以来、印刷技術の進化を目の当たりにしてきました。私の仕事は、単に印刷機を設置することではなく、企業が成長し、発展するための力を提供することです。こうして変革の一端を担い、お客様の満足に貢献できることが、日々のモチベーションになっています。
技術と創造性への情熱
私の仕事で最も充実感を得られるのは、最先端の技術に触れながら、お客様の印刷ビジョンの実現をお手伝いできる点です。印刷物は単なる「インクがのった紙」ではなく、創造性、精密さ、そして革新の融合です。製品一つひとつの製造プロセスを理解するたびに、新しい発見があります。技術的な専門知識と創造的な問題解決力の組み合わせが、私の情熱と責任感を支えています。
キャリアの後半に差しかかり、これまで培ってきた経験と知識を活かし、プリントテクノロジーの進歩をさらに推し進めることに注力しています。お客様を支援しながら業界の未来を形づくり、これまで築いてきた成果を土台に、さらに前進していきます。
忘れられない成功体験
特に心に残っているのは、印刷機の搬入から数年後にお客様を訪問した際、その導入機がビジネスを変革し、生産量が倍増したと伺ったことです。このような瞬間は、私たちの仕事がお客様の成功や業界全体に与える影響を改めて実感させてくれます。
仕事の外での暮らし
仕事以外では、家族が最優先です。妻と私は4人の孫たちとスポーツや学校行事、家族旅行で忙しく過ごしています。さらに、我が家に迎えたオールド・イングリッシュ・シープドッグのCooperが、生活にさらなる活気を与えてくれています。旅行も大好きで、新しい場所を探索し、思い出を作ることを楽しんでいます。
写真は1983年以来の私の情熱です。42年以上にわたり、完璧な一枚を追い求めてきましたが、どんな冒険でも新しい発見があります。2025年9月に開催された東京カメラ部主催の写真展では、私が撮影した作品をKOMORIの最新デジタル機「J-throne 29」で印刷し、展示されました。カメラ機材やソフトウェアの進化により、常に学び、創造の幅を広げています。KOMORIでの仕事は、さまざまな地域に足を運ぶ機会を与えてくれ、その旅の中でユニークな風景や瞬間を撮影することができます。

左:愛犬とJohn Zenner氏。右:東京カメラ部2025写真展で展示された作品
印刷業界の課題に立ち向かい、技術を通じてインスピレーションを生み出すZennerの仕事は、KOMORIの企業理念を日々体現しています。



