「リスロンGX40RP/G40 アドバンス」特別内覧会

日時:2020年10月06日(火)~09日(金)

2020年10月6日(火)~10月9日(金)の4日間にわたって、(株)小森コーポレーション つくばプラント・KGC(小森グラフィックテクノロジーセンター)において、「リスロンGX40RP/G40 アドバンス」特別内覧会を開催しました。
今回の目玉は、世界最高クラスのROI(投資収益率)を提供することを目指して開発したオフセット枚葉印刷機の進化モデル「リスロンGX40RP/G40 アドバンス」と、KOMORIが提唱するコネクテッド・オートメーションの中核となるIoT技術・ソリューションクラウド「KP-コネクト プロ」です。



昨今の急激な社会・経済環境の変化に伴い印刷業界も大きな変革が求められています。特に小ロット・高付加価値・即時対応などの要求がより大きくなっていると思います。このような状況に対し、印刷工程の生産性をいかに上げられるかが、会社経営で最も重要なことの一つになっており、デジタル化、スマートファクトリー化は喫緊の課題になっています。『リスロンGX40RP/G40 アドバンス』は、この課題を解決する手段となる、イージーオペレーションで高い生産性と印刷品質を実現する印刷機です。アドバンスの付加価値を知っていただき、設備投資時にご採用いただければと思います。

プレゼンテーションでは、KOMORIが提案する生産性向上のポイントとして、「KP-コネクト プロによる連携と生産の見える化」「リスロンGX40RP/G40 アドバンスに採用した最新技術」についてご説明しました。

■KP-コネクト プロによる連携と生産の見える化
KP-コネクト プロは、すでに印刷工場全体の(問題点を)見える化するツール、工程管理ツールとして、多くの印刷会社様にご使用いただいております。
今回は、コネクテッド・オートメーションの中核となるKP-コネクト プロの新機能としてKP-コネクト プロから送られたジョブチケット情報により、印刷機は全自動でジョブ切り替えの予約およびジョブ設定を実行します。
オペレーターの操作なしに自動でジョブ切り替え、印刷に移行する様子を実際のデモンストレーションでご紹介しました。



■リスロンGX40RP/G40 アドバンスに採用した最新技術
「世界最高クラスのROIを提供する印刷機」であるリスロンGX40RP/G40 アドバンスの技術説明では、高い生産性を生み出すポイントとして「給紙・排紙の基本性能の大幅向上」「安定した高速印刷を実現し、高生産性を確保」「イージーオペレーションで、オペレーターの経験に依存する作業を極小化」の三つを挙げ、アドバンスモデルで大幅に進化した機能・性能をご紹介し、その後、リスロンGX40RP アドバンスとリスロンG40 アドバンスの実機を使用し、実演を行いました。

■実演1
リスロンGX40RP アドバンスでは、印刷速度18,000sphで両面ワンパス印刷
JOB切替から試刷り、本刷りをタッチレスで印刷

薄紙から厚紙まで、安定したワンパス両面印刷が可能なリスロンGX40RP アドバンスで、JOB1では880×625mm、紙厚0.11mmを500枚。JOB2では880×625mm、紙厚0.07mm、1000枚の実演を披露しました。
KP-コネクト プロと自動連携したリスロンGX40RP アドバンスが、JOBのプリセットデータを受け取り、試刷りからノンストップで本刷りに入る様子や、KOMORIのオートパイロット機能によりJOB1からJOB2への自動切り替え、印刷、刷了まで、タッチレスでの運転を確認いただきました。



参加者の皆様は、二つのJOBが自動で印刷作業を進めていく様子に、高い関心を持たれていました。また、リスロンGX40RP アドバンスに取り付けられた、インライン品質管理装置PQA-S V5がモニターに映し出す、濃度変化に注目。短時間に自動で基準値に収まっていく、KOMORIのカラーコントロールの精度をご確認いただきました。



■実演2
特色の標準化を提案。KOMORIの擬似特色表現技術「スマートカラー」

実演2では、リスロンG40 アドバンスを使い、開発中の「スマートカラー」を紹介しました。パッケージ印刷を想定して、950×650mm、紙厚0.45mmで500枚を、CMYKのプロセス4色にOrangeとGreenの補色の2色を加えた「スマートカラー」で印刷。刷り上がったばかりのパッケージ印刷と、事前に特色インキを使って刷ったパッケージ印刷を比較しKOMORIの擬似特色表現技術「スマートカラー」で、特色をどこまで再現できるのかを、実演しました。



測定器が、赤の色差⊿E=0.59、緑の色差⊿E=1.64、グレー部分の面内ムラ精度⊿E=1.23を表示。「スマートカラー」が、高いレベルで特色を網点再現していることをご確認いただきました。さらに「スマートカラー」は高速印刷に対応し短納期を可能にするだけでなく、これまで難題とされていたお客様の色替え要望に対する大幅な時間短縮や、標準化に幅広くお応えできるメリットもお伝えしました。





実演の後は、オプション企画(ご希望者のみ)として、デジタル印刷機「インプレミアIS29」や後加工製品「アプリシアシリーズ」についてもご見学いただき、担当者より詳しい説明をしました。



このたびは弊社特別内覧会にお越しいただき誠にありがとうございました。
「リスロンGX40RP/G40 アドバンス」は、IoT技術、自己学習機能によるイージーオペレーションでオペレーターのスキルに依存する作業を極小化し、高い生産性と印刷品質を実現することで、世界最高クラスのROIを提供する新時代の印刷会社経営にマッチしたマシンです。
KOMORIは、今回紹介した印刷機をはじめK-サプライインキなどの消耗品やサービス商品、KOMORIソリューションクラウドKP-コネクト、後加工製品のアプリシアシリーズなど、常にお客様の立場から次世代を見据えた商品を提供してまいります。

■リスロン GX/G アドバンスシリーズの詳細はこちら
【製品情報】
https://www.komori.com/ja/jp/product/press/offset/advance/

【ソリューションサイト】
https://www.komorisolutions.com/advance/ja/

■コネクテッド・オートメーションの詳細はこちら
【ソリューションサイト】
https://www.komorisolutions.com/ca/ja/