MBOとH+H、インド市場で後加工ソリューションの展開を強化
日時:2025年10月10日(金)
製薬・パッケージ印刷・商業印刷分野で存在感を拡大
・KOMORIグループの印刷後加工機の製造販売を担うMBOとH+Hはインドを重点市場とし、製薬・パッケージ印刷・商業印刷分野に向けた印刷後加工ソリューションを強化している。
・2020年にインドでの事業を開始し、KOMORIの現地法人であるコモリ・インディアと連携して、主に医薬品向けのパッケージの同梱・外付け文書を提供している。
・インド国内では折丁、パッケージの同梱・外付け文書などの折り加工製品の需要が拡大しており、出版分野への進出も視野に入れている。
・オフセット・デジタル両分野における豊富な経験を活かし、大ロットから中・小ロットまで対応可能なソリューションを提供。
・高品質・高生産性・短時間セットアップが求められる中、MBOの機械は高度な自動化とネットワーク機能により競争力を発揮しており、インド市場でのさらなるシェア拡大を目指している。
株式会社小森コーポレーション(以下、KOMORI)の子会社であるMBO Postpress Solutions GmbH(以下、MBO)とH+H GmbH & Co. KG(以下、H+H) は、インドを後加工分野の戦略的な成長市場と位置付け、ソリューションの強化に取り組んでいます。
両社は、製薬・パッケージ印刷・商業印刷分野向けに、後加工および折り加工ソリューションを提供しています。2020年にインドでの事業を開始し、同じくKOMORIの子会社であるKomori India Private Limited(以下、コモリ・インディア)とともに、主に医薬品市場向けのインサート(添付文書)やアウトサート(外箱に貼付する情報紙)の後加工ソリューションを展開しています。
H+HのマネージングディレクターFrank Bahmerは次のように述べています。
「インドは成長の可能性に満ちており、当社のグローバル成長戦略において不可欠な市場です。
特に注目しているのは、製薬業界向けのインサート市場や化粧品パッケージ、取扱説明書などの分野です。新たな市場領域への継続的な拡大も計画しており、出版分野への参入も視野に入れています。商業印刷における折り加工や広告用印刷物の需要も大きく伸びています。
インドの印刷会社では、折丁、製品に同梱・添付される説明書や広告などの折り加工製品へのニーズが高まっています。また、今後は、シート紙やロール紙を問わず、デジタル印刷製品の需要がさらに高まると予測しています。当社は、オフセット印刷とデジタル印刷の両分野において、豊富な経験を有しており、大ロット印刷だけでなく、中・小ロットにも対応するソリューションを提供しています。
品質要求の高まりにともない、生産性が高く、準備時間が短い機械が求められています。当社の機械は、こうしたニーズに応えるとともに、高度な自動化と周辺機器との連携により大きな利点をもたらします。
長期的な投資を価値あるものにするための強力なパートナーとして、今後もインドのお客様に最適なソリューションを提供してまいります。」
また、コモリ・インディアの社長である須藤淳は、次のように続けます。
「インドの製薬業界は非常に活発で、多くの顧客が広範な顧客基盤を築いています。MBOおよびH+Hのソリューションは、製薬業界をはじめとするさまざまな分野で、後加工の品質を新たなレベルへと引き上げる支援をしています。コモリ・インディアは、商業印刷業界向けの後加工ソリューション提供において新たな展開を開始しました。今後は、MBOおよびH+Hのソリューションを拡充し、インド市場でのシェア拡大を目指します」
MBOおよびH+Hは、インド市場における後加工のニーズに応えるべく、KOMORIグループの一員として、技術力と経験を活かした最適なソリューションを提供しています。今後も、インドの製薬・パッケージ印刷・商業印刷・出版分野における成長を支えるパートナーとして、製品ラインアップの拡充と技術革新を通じて市場のさらなる発展に貢献していく方針です。