東京カメラ部2024写真展 ―ラージフォトでイマーシブな感動体験を―
日時:2024年09月20日(金)~23日(月)
KOMORIは、9月20日(金)~9月23日(祝・月)に渋谷ヒカリエで開催された、『東京カメラ部2024写真展「この世界とともに。」』に出展しました。本展は、ファン総数560万人超の日本最大級のSNS写真コミュニティ「東京カメラ部」が主催する合同写真展です。
KOMORIは、パーパス「プリントテクノロジーで社会を支え感動をもたらす」のもと、プリントテクノロジーを様々な分野で活用することで、新たな可能性を創造する取り組みを行っています。本展では、デジタルインクジェット印刷機でプリントしたラージフォトを通して、写真の楽しみ方や表現方法を広げられるような展示を行いました。
3回目の出展となる今回のテーマは「Immersive Photo Print ―イマーシブな感動体験を―」。
KOMORIのプリントテクノロジーを通して、目の前に広がる景色の中に立ちたいと思える作品や、大きくプリントすることでディテールが楽しめる作品を展示しました。
会場内最大の1.5m×2mのB1四倍サイズの作品には、SILK DRONE氏の「色相環ドレス」を、B1デジタルインクジェット印刷機Impremia NS40でプリントしました。この作品は、時の流れと色相環をテーマに、ドローンによる測量写真技術を応用して撮影されました。ドレスの色彩の鮮やかさと砂や肌の細部を1億画素超の高解像度で表現し、圧巻の美しさで来場者を魅了しました。
また、今回は新たな挑戦として、LIMEX・和紙・キャンバス地の三つの特殊紙へのプリントを行いました。KOMORIのインクジェット印刷機Impremia IS29sはUVインクを使用しており、紙以外の用紙にも印刷することが可能です。その特性を生かし、作品の世界観を際立たせる用紙にプリントすることで、より写真の中の世界に入り込める "イマーシブ(=没入感)" を演出しました。
特に関心を集めたのは、LIMEXシートにプリントした電飾パネルの展示でした。会場では、作品を見た瞬間に、「まるでその写真の中に自分が立っているかのよう」「写真ではなくモニターかと思うほど美しい」と驚きと感動のご感想をいただきました。
この展示は、Impremia IS29sの表裏見当精度の良さを生かしています。半透明のシートに表面と裏面の両方からプリントし裏からバックライトを当てることで、モニターのような明瞭で鮮やかな発色を実現させています。もし、表面と裏面の絵柄がぴったりと合っていない場合、色が合わなかったり画像がぼやけたりしてしまいます。実際に絵柄をずらしたサンプルと比較して見ていただき、高度なプリント技術を体感いただきました。
キャンバス地へのプリントは、展示作品は木材に貼り込み、より絵画のような雰囲気を演出しました。猫が住む街や、愛犬の写真などあたたかみのある作品をセレクトし、光沢紙とは異なる柔らかい質感をお楽しみいただきました。
和紙プリントには、桜の佇まいが印象的な、森中洋一氏の「幽玄のとき」をプリントしました。和紙が持つ風合いや地模様を生かしたプリントで、水墨画のようなにじみを表現することができました。
また、KOMORIブースでは、動画やパネルを用いてデジタル印刷機の仕組みを紹介し、普段印刷機械に馴染みのない皆さまにも印刷や機械について知っていただく機会となりました。実際に印刷物の品質を間近で見て、「ぜひKOMORIの印刷機で自分の作品もプリントしてみたい」というお言葉を多くいただき、写真とプリントテクノロジーの可能性を強く感じることができました。
今回の出展をきっかけに、小森コーポレーション公式Instagram(https://www.instagram.com/komori_corporation)を開設しました。会期中は、会場の様子や展示作品の紹介、KOMORIがどんな会社なのか?など、より展示を楽しんでいただけるような投稿を行いました。今後もKOMORIの取り組みや最新情報を発信していきますので、ぜひフォローをお願いします!
末筆ながら、作品を提供くださった皆さま、応募者の皆さま、東京カメラ部スタッフの皆さま、そしてご来場いただいた皆さまに心より感謝申し上げます。KOMORIはこれからもプリントテクノロジーを活用し、新たな写真の楽しみ方や表現方法をご提案していきます。ラージフォトならではの没入感をお楽しみいただけましたら幸いです。
◆展示作品 撮影者の皆さま(順不同・敬称略)
SILK DRONE
平野はじめ ( 麦グラファー®︎ )
Rinaty
Ryogo Tsushima
アンディ(@photophotoandy)
伊藤ヨシユキ
奥田祥吾
szuna
竹本勇紀
森中 洋一
Y.Miyazaki(小森コーポレーション)
山田 勇治(小森マシナリー)
◆展示会概要『東京カメラ部2024写真展 「この世界とともに。」』
日時:9月20日(金)~9月23日(祝・月)11:00~20:00(初日は17:00閉場予定)
会場:渋谷ヒカリエ9F 「ヒカリエホール ホールA」
URL:https://tokyocameraclub.com/special/exhibition_2024/
◆東京カメラ部について
東京カメラ部は、ファン総数560万人超の日本最大級のSNS写真コミュニティです。投稿数は年間約1014万作品にのぼり、「世界中のクリエイターに自由な発表の場を提供」しています。投稿数の多さだけでなく投稿作品のレベルが高いことが特徴です。
◆KOMORIグループパーパスについて
「プリントテクノロジーで社会を支え感動をもたらす」創業100周年の節目に、これからも健全に発展していくための羅針盤として、新たにパーパスを制定しました。全てのステークホルダーと共鳴することができる「パーパス」とともに、KOMORIは次の100年を歩んでいきます。
詳細はこちら:https://www.komori.com/ja/jp/company/purpose/
◆KOMORIのインクジェット印刷機について
・Impremia NS40
今後も成⻑が⾒込まれる多品種⼩中ロット、即納が求められるパッケージやディスプレイ、POPなどのジョブにおいて、その圧倒的な⽣産性・収益性でお客様の事業拡⼤に貢献できる、最新デジタル印刷機です。これまで培ってきたKOMORIの技術をベースに、画像転写ブランケットを⽤いるという、オフセット印刷機とインクジェット印刷機を融合させたユニークな構成により、B1サイズ×6,500sphの印刷速度を実現しました。まさに「デジタル・オフセット印刷」ともいえる、KOMORIだからこそ実現できた、最⾼峰のデジタル印刷機です。
https://www.komori.com/ja/jp/product/press/digital/impremia_ns40.html
・Impremia IS29s
プロ仕様のデジタル印刷機Impremia IS29がさらなる進化を遂げ、Impremia IS29sへとアップグレードしました。"広範な用紙・紙厚適性、優れた階調再現と見当精度による安定した高印刷品質、すぐに後加工が可能となる速乾・両面ワンパス印刷"など、既に高い評価をいただいている基本性能を熟成させ、さらに利便性向上、付加価値提案が可能なオプション機能も選択可能となりました。多品種・小ロット・短納期が求められる商業印刷はもとより、パッケージ印刷においても生産性・効率性が向上し、デジタル印刷の枠にとらわれずビジネスの領域を広げます。
https://www.komori.com/ja/jp/product/press/digital/impremia_is29s.html