PE(プリンテッド・エレクトロニクス)要素技術開発部の大島に、現在の仕事や将来の展望、そしてお客様にプリントテクノロジーを届けるということについて聞きました。PEとは、印刷技術を用いて電子回路や電子部品を製造する技術であり、量・質・速度の全てで高度化が進む情報社会を支えています。
機能を印刷する──PE技術で開く次世代デバイス
私は、エレクトロニクス分野におけるプリントテクノロジーの開発に携わっています。これは一般的にイメージされる紙やフィルム基材への印刷とは異なり、電子部品や半導体、センサー等のベースとなるセラミックス、金属、ガラスなどの基材に対し、機能性インキを精密に印刷するための技術です。この技術によって、「接着させる」「電気を通す」「熱を逃がす」といった機能を印刷で形成し、電子部品の高性能化や省エネ化に貢献します。
現在は、パソコンやスマートフォンといったデバイスに使用される電子部品を、基板に接合するための"はんだ材料"を印刷する技術の開発に取り組んでいます。高性能化・小型化する現代のさまざまなデバイスを、より環境負荷の低いプリントテクノロジーで支える未来を実現するため、日々開発に向き合っています。
思い立ったらすぐ実証する──研究開発の醍醐味
自身の考えを自身の行動で実証できるところが今の仕事で好きなところです。KOMORIにはPE要素技術開発センター(PEDEC)をはじめとした開発基盤が整っていることもあり、研究開発の現場ではひらめいた仮説をすぐに実験へ落とし込むことができます。「思い立ったが吉日」を大切に、さまざまな課題に対する解決策を日々試しています。
課題を乗り越えた瞬間に生まれる"感動"
印刷実験がお客さまの想定を超える成果につながったときの手応えは大きいです。工法や資材を課題に合わせて検討し尽くした結果、お客様から「理想としていた印刷ができるなんて感動しました」と言っていただいた瞬間は、今も強く記憶に残っています。また、自ら携わった製品をニュースやCMで目にすることもあり、自身の関わったプリントテクノロジーが社会の中で確かに役立っているという実感が湧きます。「自分の仕事が誰かの暮らしの中に息づいている」と感じる瞬間が、仕事のモチベーションにつながっています。
目指すのは"次世代プリントテクノロジー"の創造
今後は、プリントテクノロジーの活用領域を広げていくことが重要だと考えています。実際に今、既存のプリントテクノロジーの活用先を増やしたり、印刷する新しい材料を探したり、開発したりする仕事を担当しており、誇りに思います。その先の目標として、将来的には、既存のプリントテクノロジーだけでなく、他社の技術や異分野の技術も取り入れたまったく新しいプリントテクノロジーを生み出したいと思っています。そのプリントテクノロジーが身近なデバイスなどに実装されて、自信をもって「これを作ったんだ」と言えるようになったら、大きな達成感が待っていると信じています。
オフタイムの過ごし方
小さい頃から変わらず「動物」と「ゲーム」が大好きで、最近迎えた猫との時間は何よりの癒しです。ゲームに没頭するといたずらされてしまうこともありますが、その部分も含めてかわいいと感じます。家族とは温泉やマルシェ巡りに出かけ、リフレッシュしています。




