源流遊行祭2023

日時:2023年09月14日(木)

SERIA創業50周年記念行事として地域貢献活動を実施

「源流遊行祭2023」が、セリアエンジニアリングの工場がある郡上市の山間部にて、9月12日から14日にかけて開催されました。SERIAは源流遊行祭にスポンサーとして参画するとともに、創業50周年行事の一環として社員も参加し、地域貢献活動として森のお手入れを行いました。

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「日本三大清流」の一つである長良川は、水質の良さと豊かな生態系で知られています。主催の一般社団法人長良川カンパニーは、その源流域の風土に触れ、風土を守っていく活動を通して、自然の豊かさを次世代に繋げる事業を行っています。
SERIAは、創業地である郡上に工場を持つ企業としてこの活動に共感し、近くを流れる吉田川の自然維持を目的に協賛しました。

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実施場所は工場からさらに北に分け行った、明宝にある1ヘクタールの皆伐跡地です。皆伐とは、植林された木が全て刈り取られ、山肌が露出することによって山の水を蓄えられなくなっている場所のことを指します。このような皆伐跡地を保水できる山に変え、地下の水脈を正常なものに戻すことで、郡上の清らかな吉田川を未来に引き継いでいくことができます。

今回は、書籍『土中環境』の著者であり、自然を傷めない土木のあり方を提唱する「環境土木」の第一人者である高田宏臣氏をお呼びし、フィールドの「調査」と「手入れ」を実施しました。
地下水脈の形成を左右する土中環境は環境保全に欠かせない要素であり、地表面の環境と密接に関わっています。地表面が皆伐状態であることは土中環境の悪化につながり、土砂災害のリスクを高めます。

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3日間で延べ100人以上が郡上内外から参加し、丸太を山にあげたり、土留め石を運んだり、山肌に階段を作る活動を行いました。セリアエンジニアリングの郡上・各務原の両工場からは3日間で延べ23人、戸田本社からも社員が参加しました。自分の手を動かして日頃経験することのない作業に取り組んだ時間は、大変意義深いものでした。また、地元の方とともに活動することで、セリアコーポレーションやセリアエンジニアリングの名前を覚えていただく機会となりました。長良川のそばに商売の地を持つ者として、よりいっそう源流域の環境に関心を持ち、日々の生活でできることを行いたいと感じた源流遊行祭でした。
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Photo by 下田知幸