SERIA「第39回ネプコンジャパン」
日時:2025年01月22日(水)~24日(金)
持続可能で革新的な印刷ソリューションを提案
グループ会社である株式会社セリアコーポレーション(SERIA)は、1月22日~24日の3日間、東京ビッグサイトで開催された「第39回ネプコンジャパン」に出展しました。本展示会は、日本最大のエレクトロニクス製造・実装技術展であり、今年は約1,800社が出展し、約90,000人が来場しました。
半導体パッケージや積層セラミックコンデンサー(MLCC)などの電子部品は微細化・高密度化が求められています。KOMORI のPE(プリンテッド・エレクトロニクス)事業は、スクリーン印刷、グラビアオフセット印刷、そしてファクトリーオートメーション技術を駆使し、電子部品の実装・製造プロセスの生産性の向上と環境負荷の低減を実現するソリューションを提供しています。
「持続可能なプリントテクノロジーの創造」をテーマとして四つの技術提案を行いました。
1. グラビアオフセット印刷機「PEPIO F6」
スマートフォンやコンピューターへの実用化が期待されるマイクロLEDや、自動車・通信機器に使用する超小型部品には、高密度で高精度な技術が求められます。グラビアオフセット印刷は一般的な化学的工法が不要で、環境に優しいメリットがあります。
マイクロLED
2.真空印刷機「SVM-6151IP2」
AIサーバーに使われるICパッケージ基板のコア材として、ガラスが注目されています。しかし、従来の工法ではコスト高や廃液処理などによる環境負荷が課題となっています。真空印刷機はこれらの課題を解決するとともに、製造時の気泡を抑制できるため、新たな工法として関心が集まっています。
3.ギャップレス印刷機「RYURONE 35SZ」
EV(電気自動車)向けMLCCの小型化ニーズに応える、高精度スクリーン印刷技術を提案しました。
4.ダイレクト製版技術
製版用フィルムは、将来供給が不足することが懸念されています。ダイレクト製版技術は、廃棄物削減も可能な代替技術として注目されています。